数日前まで自他ともに認めるほどのアツアツぶりだったのに、どういうわけか一夜明けたらいきなり冷めていて、取りつく島もありません。
おねだりするような上目遣いが、今や部屋の隅に転がるわたぼこりでも見下ろすような目つきです。
心変わりの理由がちっともわからないまま、うすっぺらい布団にくるまって何となくちぢこまってしまった。
戻ってほしいとは言わないし、終わりなら終わりでそれはしかたがないけれど、せめてきちんと話し合いをもって円満に別れを迎えたい。いくらなんでも冷たすぎるじゃないか?
思春期を迎えた5歳児の話です。
まー、私生活で言えばLewisが一番仲良かった。
前にも、その前にも書いたけど、プライベート話の最後に。
こちらにその気があろうとなかろうと、どすどすやってきてはガラリと戸をあけ、
"アメくれ!ジュースくれ!遊んでくれ!”とのたまうのだから、考えようによっては無粋な上にひどくジャイアン的なやりくちです。
でも日ごろからあれこれに心囚われて暮らす僕にとっては、これくらい強引の方が塩梅がいい。
事前にお伺いを立てるとなったら、親友なんか金輪際やってはきますまい。
Lewisのいない休日なんて、栗原のいないカープ、曙のいない年末、合体のない釣りバカ日誌と言っても差し支えない程味気なかった。
セックス以外であんなに人との身体接触が気持ち良いもんだとは知らなかった。
「幼稚園に通う」って聞いた時は、悪質ないじめにあうんじゃないか、下校途中で迷子になるんじゃないか、と思って下校するまでずっと家の外で待ってた。
①プライドが無さ過ぎる ②常識からはずれてる ③人を傷つける
この三つが揃う時は本当に心からブチギレても良いことにしてるので、結構ブチギレてた。(特に②)
Lewisがエイズ孤児だというを知ったのは、ウガ在期間が一年も過ぎた頃。
現地語が分かり始めた頃の、近所の人との世間話で知った。
(彼の国にはやっぱりどうして、エイズはある。
それでも彼の国の良い所は、よその子供を家族同様に育ててるところ。おかげで家族って概念がぼんやりしてる。宗教の影響もあるんだろうけど、そこは真面目に尊敬する。)
まぁそれを知ったからと言って、僕らの関係がどうこうってもんでもないけど。
ただ孤児と外人は、お互いずっと一人ぼっちだった。
同士としての結束が固まるのは自然なこと。
確かに、子どもは手間がかかる。時間と金もたくさんかかる。
しなくてもいい忍耐とあきれるほど低次元な会話を毎日のようにしなくちゃならない。
排泄とか夜泣きの苦労だってあるし、一生面倒をみる責任なんてのも重い。
でも今の時代の本音にむかって、僕は小さな声で一言だけ言っときたい。
それでも、子どもをもつのはそんなに悪くない。
マイナスばかりで、いいことなんて少ししかないけど、全然悪くない。
子供の賢明に集中している姿や、生意気で真剣な表情を見ると思わず笑ってしまうし、時に予想外の行動で愛情を表現もしてくれる。仕事と違って、ただ与えるばかりで見返りのない関係というのも、たまにはいいもんだ。
誰かが育ち、日々変化していくのを見るのは、とてもおもしろいことでもある。
たまには誰かの犠牲になる。そういうのも悪くない年の取り方だと、僕は思う。
これから生きてくの、大変なんだろうな。
頭悪いし、要領悪いし、人付き合い下手だし。
少しのお金は残してきたけど、あんなのすぐ無くなっちゃうだろうし。
自分のことを差し置いて”強くなってほしい”なんて言わないけど、
大変なことは半身になってサッとかわして、がさつな陽気さでゲタゲタ笑って生きてってほしい。
小生ただひたすらにユーにラヴしていたので御座います。
I used to be a soldier for the single life.
I used to think I'd be the last man standing from '86.
I used to say that love was just a masquerade.
I used to lie awake at night.
Just thinking, if I'd ever know.
I never knew that I would find.
But the day that you came into my life.
I started to believe it was possible.
There's a feeling so unstoppable, I can't control.
Could it be! I'm finally falling.
I'm starting to think it's true.
And I'm still loving what you just said.
"Worrying is not gonna do any good!"
I'm still loving you.