いつまでも忘れらないような一日の事は、ウガンダでも伝わってます。
その日は、同県の隊員友達が活動している小学校の陸上大会の手伝い。
確か、女子の800mを応援してた時。
事務所から
"Tohoku Kanto de jishin.
Shosai hitsuyo na hito wa renraku kudasai"
という、ショートメールを受け取った。
こちとら関東人だけど、その中途半端な情報に"まぁ、いいか"とあっさり流した。
その後、槍投げの応援をしてた時。
隊員友達から
"確か、東京出身だったよね?
(中略〜地震の話を聞く〜)
だから、まずは家族に連絡とったほうがいいよ!"
という、電話を受け取った。
その場ですぐに両親の携帯に電話したのだけど、不通。
実家@葛飾区に電話しても、不通。
友達A@東京に電話しても、不通。
友達B@東京に電話しても、不通。
・・・・
"とんでもない万が一"が脳裏をよぎり始めたものの、
数時間後に家族&友達の無事を確認できたので安心しました。
けど帰宅してネットで見た津波の絵には、なんだかもう、なんだかどうして、分からなかった。
のんびりしたウガンダと、想像以上に悲惨な日本とのギャップに、理解が追いつかなかった。
そこに、涙が追いつかなかった。
ウガンダでもずいぶん騒がれてる。
ローカル新聞でさえ一面トップだったし、ラジオやテレビでも流れてる。
生徒と同僚にも、両親・友達の事をたくさん心配される。
一人で茶碗をコチコチ洗ってる時、急に寂しくなった。
地震関連情報は生の速報が知りたかったので、
Twitter(たまにUstとニコニコと2ちゃん)を中心に追いかけていたのだけど、
ひとつずつの現場でそれぞれの人がそれぞれできることを取り組んでいるのをずいぶん見かけた。
有意義な情報を拡散させたり、冷静で的確な意見を述べたり、文字以上の鼓舞をしてみたり。
井上雄彦さんのSmileは、効いた。
気のふさぐような時、笑顔を眺めているとさっと目の前が晴れて、澄んだ空気が流れ出す事ってあると思う。
「笑顔には笑顔が返ってくるもんだ」って経験則もある。
笑顔がなにかのビタミンのように周囲を元気にするのも見てきた。
心にもない笑顔でも、それなりに小さな灯になる場面があるのも知ってる。
それぞれの場所で、それぞれの人が、それぞれできること。
ご心配な状況が続いてるみなさんには、
ご無事と安心をお祈りするばかりです。
とても範囲も広い、被災の現地にあって、
献身的に、さまざまな仕事に取り組んでいる方々には、
遠くにいるものですが、お礼をもうしあげます。
ひとつずつ、救助や復旧が進んでいること、
敬意を持って見守ってます。
ひとつずつの現場の問題に取り組んでいる人びとの、
勇気と尽力に感謝します。
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