けど感謝こそすれ、そんなことで心を許してしまってはならない。
言ってもここは途上国アフリカ。死ぬか生きるかのサバイバルの土地。
そんな心の隙があったからこそ、先刻に財布を盗まれたばかりではないか。
バナナ2本で心を鷲掴みにされるようなことがあれば、自分で自分を即刻殴り飛ばしてやらねばならぬと、右の拳をやや固めに握った。
そして、恥ずかしがりなら感謝を彼に告げ、もしゃもしゃバナナを喰らったのである。
〜3時間後〜
いい加減、辛くなってきた。
朝から9時間くらい椅子に座り続け、ipodの充電もとうに切れて、眠るのも飽きた。
それもこれも、お腹が減ったのだ。
朝6時頃からバスに乗って、眠りに眠って、おやつ時。
朝食はパン一個に水。昼はバナナ2本。
けど、食べ物を買うお金もないし。。。
そんなこんなで、バスは休憩がてらにまた街で停車。
ただ、こちとらそんな状況。騒がしく焼きとうもろこしやマンゴーを沢山抱えた売り子を窓からうらめしそうに眺めながら、主人を待ち続けるハチ公みたいに椅子の端っこでうずくまっていた。
そんな時。
「これも、食べろよ」と言ってコンダクターが、バナナを一房手渡してくれた。
「いやいやいや、悪いよ。さっきだってもらったのに。」申し訳なく断ったら、
「気にすんなよ。お腹減ってんだろ?」と言った。
もう体裁とか気にせず半泣きになりながら、もしゃもしゃとバナナを喰らったのである。
朝から9時間くらい椅子に座り続け、ipodの充電もとうに切れて、眠るのも飽きた。
それもこれも、お腹が減ったのだ。
朝6時頃からバスに乗って、眠りに眠って、おやつ時。
朝食はパン一個に水。昼はバナナ2本。
けど、食べ物を買うお金もないし。。。
そんなこんなで、バスは休憩がてらにまた街で停車。
ただ、こちとらそんな状況。騒がしく焼きとうもろこしやマンゴーを沢山抱えた売り子を窓からうらめしそうに眺めながら、主人を待ち続けるハチ公みたいに椅子の端っこでうずくまっていた。
そんな時。
「これも、食べろよ」と言ってコンダクターが、バナナを一房手渡してくれた。
「いやいやいや、悪いよ。さっきだってもらったのに。」申し訳なく断ったら、
「気にすんなよ。お腹減ってんだろ?」と言った。
もう体裁とか気にせず半泣きになりながら、もしゃもしゃとバナナを喰らったのである。
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