2011年5月31日

真面目に不真面目

「ご無沙汰です」と「こんにちは」がほとんど同義語になっております。

なんだかいろいろとやっていた気がするけれど、まァいいか…とうっちゃっていたら熟き乱れたマンゴーの旬も過ぎてしまった。

誤解のないように申し添えておけば、blogが嫌いなわけでも、飽きたわけでも決してありません。
それどころかblogを心から愛しているし、いっそ食べてしまいたいくらいだし、それなしで生きることなどかなわないときっぱり断言してもいい。むしろ好きすぎて手をふれることさえためらわれるから、うっかり汚してしまわないようにblogをていねいに折り畳んで、袱紗に包み、箪笥の奥へとだいじにしまって今やハレの日にしか取り出すことがないくらい、家宝級の扱いです。


そんな中。
隊員のblog公開に対して、日本国内の状況に配慮するようJICAから通達されているのだ。
"日本国内の状況を正しく認識した上で、ボランティア事業に対する無用な誤解や反発を招くことのないよう、十分な配慮をお願いします云々"
⇒こんなご時世、能天気な話題&文章は自粛して下さい。

ここの文章から能天気さを差し引いたら文章のゲシュタルト崩壊を招きかねない、との懸念はあるものの、やっぱりどうしてblogに書くような話は楽しい話ばっかりになっちゃうので、「不謹慎」と思われてしまう危惧も十分理解できる。
なので、書き途中の"キリマン登頂話"と"休日話"についての続きは、忘れた頃にまた書きます。




けれど。
ここは息災の確認の意味合いも兼ねてるので、せめて一ヶ月に一度は更新したい。
だから、5月分の更新をしよう。




最近は、本当に色々やってた。
なんかもう、これらの詳細とこれらにかけた熱き思いを書いてたらパイナップルの旬すら過ぎてしまうんじゃないかって心配もあるから、もう箇条書き。
自分用メモ。自分用報告。自分用労い。自作自演自画自賛。


・機関誌
隊員友達に誘われて、機関誌を作ってた。
前号は外部向けに作っていたのだけど、今回は内輪向け。
駄文を書くのは好きなので、張り切ってパチパチ打つ事、長いこと。

Uganda meets all good 何かScience Show ad
ほけんがかり
内輪ネタを含むので、自分の担当ページの一部だけUP

読んでもらった人に"あーゆー文章好きだよー"なんて言われたりして。
首がチクチクするほど身に余る光栄に浴して、今はただこのよろこびを噛みしめながら襟足のあたりをぽりぽりかくばかりです。

でも一番嬉しかったのは、仲いい隊員友達からのコメント。
"お前の文章は「オレって面白いだろー」みたいな事を全面に押し出してくるから、ムカつく"

よく分かってらっしゃる笑。
んで、次号は編集長をやる事に。
次号のコンセプトは「『ウガンダに飽きた』って言葉に飽きた」


・中間報告会
ウガンダでは、活動一年を過ぎた隊員から新隊員に向けての"中間活動報告会"というのが三ヶ月に一度、首都カンパラで行なわれる。
先日はうちの隊次が担当だったので、自分のためにも活動を振り返って発表資料やらを作成。

対象が"新隊員"って事なので、新隊員が興味をもちそうな"活動の悩み"を中心に。
それと出自が葛飾柴又(付近)なので、プレゼンタイトルは「PTCはつらいよ」↓
Ptcはつらいよ
「男はつらいよ」のBGMと共に発表スタート。
いわゆる出落ち。


・隊員総会
半年に一度、ウガンダ全国にいる隊員を集めて、寮の自主運営についての議論をしたり、各分科会(下記の子ども会等)の活動報告、事務所員への質問なんかをする隊員総会もあった。
編集長として機関誌製作委員の活動報告もあったのだけど、それ以上に、
"じゃあ、司会頼むわ"っていう無茶振りにより、司会進行役。

本番前夜に渡された台本には、各プログラムの下に一行これだけ。
"ここで気の利いたコメントを一言、二言"。

生来のハッタリ気質で、和やかな駄コメントを連投。


・歓迎会
中間報告会の夜に行なわれるのが、新隊員の歓迎会。
これも赴任一年目の隊次が担当。
しかも、担当隊次は会社の忘年会よろしくな茶番をしなくちゃいけないって事になってしまっているので、某アイドルの某曲のダンスを披露。
そのため、空き時間は家で一人ダンスの練習。

担当隊次として当日の司会進行役をまたやっていたのだけど、それ以上に、
"じゃあ、映像頼むわ"っていう無茶振りにより、映像作成。
"真面目に不真面目"が、座右の銘の三つの内の一つ。真面目に練習&作成。

おかげで、結構ウケた。(面が割れると困るので、最小サイズでUP)


・子ども会しんぶん
ウガンダで活動する隊員には色々な職種があるのだけれど、小学校教師・養護教師・理数科教師・PCインストラクター・青少年活動など、学校で活動する隊員が結構いる。
そういった隊員間での自主的な勉強会を三ヶ月に一度首都で行っている。
その名も「子ども会」。
前回の勉強会は発表者という事もあったのだけど、それ以上に、
"じゃあ、新聞頼むわ"っていう無茶振りにより、新聞作成。
CS
内輪向けなので、表紙だけUP。(しかし、まだ作成中。そろそろ怒られる。)


・理数科クラブのTシャツ作成
子ども会とは別に、理数科目に特化した勉強会、各学校に出向いて出張授業をしたりする、理数科教師だけの団体、理数科クラブにも所属。
先日、"じゃあ、Tシャツ頼むわ"っていう無茶振りにより、Tシャツ作成。
全部自分でやっちゃうのは嫌なので、3案提出。
S&M idea①
S&M idea②
S&M idea③
ウガンダの国鳥"Crested Crane"をフューチャーした3つ目がツボだったのだけど、あっさりボツ。
無難なビーカーデザインに決まって、緑色のTシャツを作ったのでした。


・普段の活動アレコレ
あんまりにも相変わらずなので、目立って書く事はないけど、もちろん相変わらず朝から晩まで学校にいる。
授業もしてるし、補習もしてる。

けど、ここは箇条書きで終わらせるには勿体無いくらい熱い思いがあるので、詳細はまた次回。
本当はここにかける熱い思いを一番書きたい。
結局、上記の活動は全部ここに還元するためのスキル磨きであり、余興と言って相違ない。

ただ一つ言えることは、先日卒業した、僕が受け持った生徒が全員国家試験に合格したという事。
誰一人落ちなかった。普段かなりの人数が落ちるのに。
校長と抱き合ったのでした。



あとは、床にこぼれた味噌汁をふいたり、鬱蒼と生い茂る緑に囲まれてヒヨヒヨと鳴く鳥の声を聴きながら玄関先で放心したり、午前中の優しい光のなかでひとりポロンポロンとやったり、Joe Barbieriのジャケ写ばりに外で昼寝したり、うちに遊びに来た隊員友達が「体調悪い」と言い出すので体温計渡したら「39.7度」というK点越えをたたき出したので、マラリアキット渡したらあっさり陽性だったので、看病にテンヤワンヤだったり(一昨日の話)

それに、最近はデモが荒れに荒れた。
ガソリン高騰⇒物価高騰+近隣国のデモ(ジャスミン革命)の影響+在位25年目の大統領に対する反発。
ピンクの液体が無駄に注目を浴びたけど、死傷者も出る程の暴動。

先日も、タウンで一人でご飯食べてた時に目の前の道路を爆音の音響と群衆を引き連れたデモ隊が通過。
それに対して警察が発砲してた。
いや、本当、発砲はドン引きした。人生で初めて"生発砲"を見た。
"City of God"かって!普通に逃げた。

地味にまた、エボラ出血熱出たし。


けど、デモとエボラは日本で騒ぎ過ぎなだけで、こっちではもうたいしたことないです。



あー。
そんな事書きつつ、なんとか5月までには書き終えそうだ(現地時間)
一ヶ月に一度更新という意気込み、なんとか維持。
なにせ、誕生日のメッセージすら未だに返信してないってボンヤリ者なもので。

その節は、たくさんのメッセージを本当にありがとう。
嬉しかったです。

この短い期間に、
ウガンダ一周年、報告会、機関誌、活動、そして誕生日と
たくさんのおめでとう&お褒めの言葉を受け取りました。
たくさんのありがとうを返したいです。

近い未来に色んな所で会える日を楽しみにしています。
どうもありがとう。
(ちゃんと返信するよ!ちゃんと手紙返すよ!)


雨季の最中の曇天のなかでこう蒸し上げられるとたまったものではありませんが、
同時にこの季節を抜けた果てには、染み一つない真新しい夏(乾季)が輝いているという事でもありますから。
"交流戦後半の広島カープの調子も上向いてくるんじゃないでしょうか"
雨隠れの傘越しに暮れる広い空を見上げながら、そんな事を友達(5歳児)と語り合ってる今日この頃。
Talking with my friend