2010年8月17日

コロロのコギャング②

ルイスとは特に仲が良い。
Lewis③
おでこの丸みと、ブガンダ族特有の潰れた鼻が愛くるしいルイス。

ただ、彼と僕との関係は飲み友達だったりする。
Lewis⑧
この飲みっぷり、貫禄は4才児にして酒豪の風格を匂わせる。

"冷蔵庫から人のジュースを勝手に取り出す→飲み干す"が最近の彼の得意技。
Lewis④
「お客さん、飲み過ぎは体に毒ですよ」と止めても、ガンガン呑む。

そして、飲みたくもないのに無理矢理付き合わされる"ルイス接待"が始まる。
Lewis⑩Lewis⑨

Lewis⑪
Lewis⑫

おかげで、ほぼ満杯だったジュースを二人で無理して飲み干すのが僕らの飲み方。
(そして、お約束の床への飲みこぼし→雑巾がけ)
Lewis⑦

飲みながら二人でゆで卵の好みの固さから、世界の成り立ちについて語ったり。
Lewis⑤

飲みつぶれたり。
Lewis⑥

肩車で買い物に出かけたり。
Lewis⑫

そんな僕らは仲が良い。
甘やかし過ぎな気もするけど、ルイスの父親は見た事がないので、
今ぐらいはゆとり教育させてもいいんじゃないかって。

Lewis②










ルイスにギュッと手を握られると、
なんだか幸福ってやつの正体に出くわしてしまったんじゃないかって気になる。

コロロのコギャング①

コロロについて語るなら、奴らを避けては通れない。

同僚の音楽教師であり、ウチの玄関先に住むJakiの娘、Victoria
ko-gang①

そのJakiの家に住んでる、Jenniferの息子、Lewis
ko-gang⑧

本当はここにビクトリアの妹のValeriaも入るのだけど、彼女はまだ近づくと泣かれてしまう関係なのでここは割愛。

二人は『家に帰ると出迎えてくれるのが"孤独"』という僕と、遊んでくれる数少ない友人。
始めはヴァレリア同様に警戒され放題だったのだけど、玄関先でジュースを振舞ったり、毎日挨拶してる内に打ち解けて、今では親友。

ko-gang⑩

と思っていたけど、最近は彼らの僕に対する"可愛がり"がヒドイ。

家に上がる度に、家中のあらゆる物を物色&破壊。
ボールペン分解、落書き、紙を破る、カメラのレンズを触る、ジュースを勝手に呑む→こぼす、スプーンを無駄にしゃぶる、外を素足で歩くので床中に土混じりの足跡を残す・・・etc。
次から次へと厄介ごとに追われるので、奴らが来るとばかでかい岩にゴロゴロ追っかけられて、洞窟の中を逃げまどうインディ・ジョーンズみたいな気分になる。

【ある日のコギャング】
カメラ中のボタンをガシガシ押す。
ko-gang⑬


二人でポーズの打ち合わせをして、、、
ko-gang⑫


かめはめ波。
ko-gang⑪


ハーモニカを吹き鳴らす(逆↓)
ko-gang③


せっかくなので帽子を被ってもらって(逆↓)
ko-gang②


すましてるけど(逆↓)
ko-gang⑥


毎回、二人して全力で吹くので、ヒドイ騒音。
ko-gang④


メガネをかける(逆↓)
ko-gang⑦


サングラスをかける(デカくてかけられない↓)
ko-gang⑤


冷蔵庫を勝手にあさる。
ko-gang⑨

この時は、レッドブルを飲みたがるので三人で分けた所、、、翼が生えたように暴走。
家内で奇声をあげながらのかくれんぼ×鬼ごっこが始まって、テンヤワンヤ。

挙句の果てに我が家の宝、Mountain Dew 300ml 瓶を全て開けるという暴挙をはたらく(一人で酒を呑むのが好きではないので、仕事で疲れた時は家でMountain Dewを呑むのが最上の娯楽)。

奴らのタチの悪い所は、英語が通じないので会話が成り立たない所。
なので奴らが来ると、日本語の「コラコラ!」で始まり、1、2時間遊んで暴挙を繰り返されたあげく「帰れ帰れ!」の日本語で終わる。


そんな事を言いながら。
冷蔵庫に奴らの分のMountain Dewと、下駄箱に子供用のサンダルを用意してしまっている僕は、異国で独り身ツンデレ外国人。

2010年8月14日

コロロで建もの探訪③

Q: 突然訪ねてきた渡辺篤史に褒めてもらいたいのは住まいのどの辺りですか?

A1: コンポ。
Kororo village⑯
Mityana県に赴任する前の、ドミでの事。
諸事情で任退される事になった先輩が、任地から荷物を引き上げてドミに来ていた時に
新隊に売りとばしてきたのがこのコンポ。音楽と仲良く生活したいと思い、即決して購入。


A2: 冷蔵庫。
Kororo village⑮
上記のコンポと一緒に、任退される先輩から購入した物。
ウガンダの隊員間では冷蔵庫は贅沢品(電気のない住居に住んでる隊員がほとんどなので。)
そういう事情があって、始めは購入を躊躇ったものの、先輩の口車にノせられて購入。
その癖「日本にいる、中学生の娘にお土産を買って行ってやりたい・・・」なんて言い始めるおかげで、全く値段交渉させてくれずに先輩の言い値で買うはめに。
まぁ、結局安値で売ってくれたけど。あの先輩は日本で娘さんと仲良くやってるだろうか。


A3: 自転車。
Kororo village⑭
チャリ好きとしては、これが一番自慢の品かな。

以前、調整員に自転車を買いたいと相談した所(隊員は自転車の購入も事務所の許可が必要)ドミに捨てる予定の自転車があるとの事。そこで「どうせ捨てるなら僕の家の前に捨てて下さい」と言って、本当に家の前まで捨てに(運んで)来てくれた、この自転車。

首都にはギヤ付きのピカピカ自転車が売っていたけど、重い、硬い、遅いの三拍子を兼ね備えるコイツがなんか放って置けず、色々と直して、今では近くのトレーディングセンターに買い物に行く時は必ず乗って行く愛車。綺麗な人より味のある人の方が可愛いってもんじゃないか。

それに、現地のウガンダ人は皆この自転車。
そのため、この自転車に乗っていると面白がって色々と声をかけられる。
(日本で、黒人がママチャリに乗って買い物に来る姿を想像してほしい)

"人と風に磨かれて、自転車乗りは気持ちの良い男になっていく"ってもんじゃない?

コロロで建もの探訪②

んで、我が家内。
せっかくなら赴任当初の、家に何もなかった頃の写真があれば良いのだけど、
赴任当初は写真を撮ってる余裕もなかったので、赴任4ヶ月後の今の姿を。

玄関を入ってすぐの居間。
Kororo village⑧


キッチン。
Kororo village⑪
ガスコンロのガスは、タウンにあるガソリンスタンドで買ってます。
毎日のウガンダ食事情については、違う機会に書こうかな。


寝室。
Kororo village⑨
ビバ掛け布団。


客間。
Kororo village⑩
客間は、物置状態のまま長いこと絶賛放置中だったのだけど、先日の事。
先輩隊員のムッちゃんがはるばる遠くのBushenyi県から家に泊まりに来たので、
その際に(無理矢理)手伝ってもらって大掃除を敢行。使わない荷物を裏の倉庫に全部移動したのでした。(お礼に、彼には我が家の永住権をプレゼント)

そのため、今は客間は綺麗なまま使ってません。
ウガンダにお立ち寄りの際は、ぜひコロロへ。


ベージング部屋。
Kororo village⑫
物寂しかったので、カンパラでタイルを購入して敷いてます。
今では冷水シャワーも、洗濯の手洗いも慣れました。


トイレ。
Kororo village⑬
普段使ってないくせに、一番綺麗に掃除してるトイレ。そこは日本人ですから。

コロロで建もの探訪①

勤務先のBussubizi PTCから歩いて5分。Mityana townから8kmの奥地。
僕の住むKororo villageがあります。
Kororo village①
Villageと言っても、丘陵にあるPTCの教員集合住宅なので、Heightsの方が正確か。
Kororo village②


我が家。
Kororo village③
2007年に建築されたばかりの新築。
長屋のような作りで、この一軒に二住居あります。
ドアが開いてるのが我が家で、右隣が同僚のEDWIN宅。
期待を裏切るようですが、茅葺屋根の"ザ・アフリカ"な家じゃありません。

裏には、小さい倉庫まで付いてます。
Kororo village④

電気は通ってるものの、もちろん下水道はない。
そのため、この雨水タンクに雨を貯めてそれを水道水として使用してます。
Kororo village⑤
雨季はいいけど、今のような乾季はそうそう雨が降るものじゃないので節約中。
なので、家の中の水洗トイレは客用にして普段は外の共同トイレを使用。
Kororo village⑥

正直、100人以上いるウガンダの協力隊員の中でもかなり上位に分類される我が家。
というのも、そもそもウガンダへ派遣されている協力隊員の住居環境は世界でも下の下。
同期には電気も水道(雨水タンク)もなかったり、6畳一間なんてのもいる。
住環境は配属先から提供されるものなので、こればっかりは運としか言いようがない。


若輩者にも関わらず、先輩方を差し置いてこんな良い家に住まわせて頂く事に関しては、スミマセン!と全力で土下座どころか勢い余ってそのままクルンと見事な開脚前転を披露せねばならぬかと。


・・・クルン。


風通しが良くて、眺めも良い家です。
Kororo village⑦

2010年8月10日

にじゅうし独身一人暮らし風邪ひき男の憂鬱②

テストが終わった。
が、風邪が終わらない。


前回の投稿で寂しさを克服しようとしたけど、実際あの時が一番ヒドかった。

もちろん脳裏をよぎるのは『とんでもない万が一』の発病。
けど、ミティアナ県でマラリアにかかったなんて話はほとんど聞かない。
それに、出来るならマラリア検査キットの血液採取は避けたい(痛いので)。
そこで、全力で治しにかかって、駄目だったらマラリア検査をする事に。


・テスト期間の試験監督の仕事はほぼ休んで、家でずっと就寝。
・食欲はなくとも、フラフラとタウンに上がって、ウガ牛に南ア産のガーリックをひたすらかけてガツガツ食べる。
・温めたウガミルクにケニア産のハチミツを入れて、じっくり頂く。
(同期のムサシに「そこに生姜をたんまり入れると良い」らしい事を聞いたので、最近は南ア産のジンジャーも加え始めた)
・寝る前にパブロン。レペゼン日本。
・カンパラで敷き布団とスウェットを買って、一安心。


そんなやるせない独り相撲の甲斐あって、(まだ喉痛いけど)ほぼ完治。
マラリア検査も結局行なわずになんとか乗り越えました。
今は、2次醗酵を終えたパン生地みたいに静かなものです。
ご心配ありがとうございました。

パブロン


追記:
一昨日。同県の先輩が「ミティアナでマラリアにかかった」というメールをくれた。

2010年8月2日

にじゅうし独身一人暮らし風邪ひき男の憂鬱

風邪を引いてしまった。

思い当たる原因は諸処。


・ウガンダ寒い。
日本は猛暑って聞きますけど。南半球じゃあるまいし、7,8月とドンドン寒くなってきて、朝晩は10度前後とかじゃない?昼間はポカポカしてて暖かいんだけど。
就寝が「毛布一枚+長袖(ユニクロ・ヒートテック)+ジャージ」でも厳しいものがあったので、先日掛け布団を買いにゲームに行った。けれど、Duvet covers、Nightfrills、Fitted sheets、Flat sheetsの区別がつかず撤退。
この際、何でもいいから買ってくれば良かった。。。


・学校の日程変更。
急遽、教育省から"SecondaryとPTCを今学期早く閉じて、その分来学期を早く開く"という謎の連絡が入った。"国会試験に備えるため"と言われても、そんなのいきなり言われても困るわ。
今学期は、終盤の詰め込み教育とテスト準備に追われて疲れた。こちとら、歌の練習したり、アイロン掛けしたり、枕カバー買いに行ったりで忙しいんだ。


・上記の理由で忙しく、隙あらば"休憩a.k.a昼寝"をしてたおかげで、夜の眠りが浅い。
もっと運動しなくちゃいかんなー。いや、その前に昼寝禁止令か。


・広島カープ低迷。
これ以上の悲しみがあるだろうか いやない(反語)



ピンチは乗り越えたものの、ダルいのでblog更新はテスト終了後に。

この世のどこかで待ってる優しい可愛い誰かさん、お粥フーフー食べさせて。