2010年6月10日

美味しいお米が食べたい④

研究所で研修の面倒を見て下さったのが、
「ミスターネリカ」の通り名で知られるJICA専門家の坪井さん。

【坪井 達史】
1949年大分県出身。
日本大学農獣医学部拓殖学科卒業後、75〜77年協力隊に参加しフィリピンで稲作を教える。
79 ~81年JICA海外長期研修制度を利用し、フィリピンの国際稲研究所(IRRI)で学ぶ。
81年からJICA専門家として、インドネシア、フィリピン、コートジボワール、ガーナ、イランに勤務。2003年からネリカに関わるプロジェクトに参加。04年6月以降ウガンダを拠点とし、東南部アフリカのネリカ米普及に携わる。

早い話が、グレートマンなのだ。

驚くのが、話を聞く限り日本にほぼ帰国していない。
まさに世界を股にかける男。
そのくせ、しっかり所帯持ちなのがまた憎い。

更に驚くのが、Newsweek誌の「世界が尊敬する日本人 100人」にも選出されている。
つまり、北野武、白洲次郎、徳川家康、益川敏英、高木正勝、トクマルシューゴ、カワイイ大使(外務省が任命したポップカルチャー発信使)、サツマ(温習ミカン。欧米で「サツマ」といったらミカンのこと)と肩を並べる存在という事だ(毎年思うが、あの選出基準は謎過ぎ)。


農家のおっさん特有の素っ気なさと頼り甲斐を兼ね備えている坪井さん。
広大な風景を背に煙草を吹かす姿には、女性でなくても痺れてしまう。




印象的だったのは、その日の研修終了間際の話。

”もし自分の娘がアフリカに行きたいと言ったら、絶対反対する”
何が起こるか分からないアフリカなんて危ない所には、自分の子供は行かせたくないのが親心だ、との事(自分の事はさておき)。

「怪我と病気にだけは絶対なるな。
親御さんには心配させるな。」(坪井談)

胸が熱くなるお言葉、まさにグレートマン。

ちなみに、本人は毎日の”卵かけご飯”のおかげで病気にも怪我にも無縁らしい。
日本のソウルフード"卵かけご飯"を食べて僕も強くなります。

2 件のコメント:

  1. しっ、しびれました。坪井さん。

    mr.good.morningさんも、そのうち「世界が尊敬する日本人100人」に選出されてくださいw

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  2. 坪井さんは、更にギャグセンも高いっておまけつきですからね。
    僕もユーモアあるおっさんになれるように頑張ります。
    「世界が〜」の方は、”尊敬”という言葉と無縁な人間しておりますので、辞退しておきますw

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