2010年6月5日

電波blog①

同期と共に、インターネット環境を手に入れることに決めた。

イタイ電波野郎と思われても何なので、たまには真面目な"電波な話"を。

ウガンダは他のアフリカ諸国同様、携帯電話の普及が急速に進んでいる。
2008年の携帯電話加入者数は前年比99.64%増(約2倍!)で、普及率は21.20%。
この勢いを考えると、2010年の今は凄い数になってるんじゃないかと。

かつてウガンダは、Uganda Telecomという国有企業が国内の通信事業全てを独占。
んが、2002年にMTN(多国籍通信企業グループ)に電気通信事業のライセンスが付与されて、携帯事業サービスが開始されると共に激化。
現在は、MTN、Zain(中東資本)、UTL(Uganda Telecomの略)、Warid(アブダビ資本)、Orange(フランス資本)の5社が争う戦国時代。

中でも、ネット回線を提供している企業はMTN、Warid、Orangeがメイン。
MTNはウガンダの携帯事業の先駆けという事もあり、国内一のシェアを誇っている。
日本で言えばNTTドコモ。
一方、Waridはサービスの差別化をしてるauと言ったところか。
Waridはネットの日にち単位での支払いが可能なため、住居に電気のない隊員(=常時ネット接続してても意味がない隊員)はWarid契約者が多い。
で、他の隊員は大体MTN。



ただ、曲者なのがOrange。

Orangeは最近ウガンダに進出してきたフランス資本の第三極である。
日本で言えば、完全ソフトバンク。
まず、ネット回線が他企業よりも1.5、場合によっては2倍速い。
そして、契約次第では他社より安い。価格破壊。
しかも、TV、ラジオ、街頭広告などの広告をバンバン出してる。

その豊富な資金力と技術力を手に持つ、外国資本の黒船来襲である。(iPhone販売企業もOrange)でも、最近参入してきたばかり(2008年後半)なので、国内の使用範囲が限られているのが難点。

そりゃあ消費者のマナーとしては、付加価値の高いサービスを選択して、市場に競争原理を持ち込み、サービス向上、価格競争を起こすってのが筋だ。かつての日本がそうだったように(接続モデムを街頭で無料販売してた頃が懐かしい、、、と思ったら今の日本のiPhoneの販売方針も同じか)。

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