2010年10月22日

彼と彼女とPTC②

Students of Uganda①

教育制度は1992年「ウガンダ教育白書」で大幅な改革を発表し、7.4.2.3制から8.3.2.3制への移行を提唱したが、未だ進捗はみられない。

現在のところ、一般的に6歳入学で7年間の初等教育(P1~P7、Primary School)を受け、
初等教育卒業資格認定の国家試験 PLE(Primary Leaving Examination)を受ける。
毎年11月上旬に行なわれるこの試験をパスするには、4科目(算数・英語・社会・理科)の
全科目において合格する必要がある。(ちなみに、近年の合格率は全国平均で80%弱。)


PLEの合格者が4年間の前期中等教育(S1~S4、Secondary School Ordinary Level)に進み、
前期終了を認定する国家試験 UCE(Uganda Certificate of Education)に合格すると、
2年間の後期中等教育(S5~S6、Secondary School Advanced Level)に進むことができる。


さらに後期終了を認定する国家試験 UACE(Uganda Certificate of Education)に合格すると、
大学(University)に進学することができる。
また、前期中等教育に並行して3年間の技術訓練学校(Practical Course)、後期中等教育に並行して2年間の技術専門学校(Technical School)、家政学校(Home Management School)、職業訓練学校(Vocational Training Institute)、商業学校(Business School)などが存在する。


同様に、大学と並行して、
各種単科大学(技術大学:Uganda Technical College、商業大学:Uganda Commercial College、中等教育教員養成学校:National Teachers' College、医療学校:Medical School)などの高等教育機関に進学できる。


ウガンダ教育制度全体から俯瞰すると、僕が勤務するPTCはこんな位置なのだ。
Uganda education system












教育制度の流れとしては、バランス良く上手く整備されているんじゃないかと。
ウガンダは東アフリカの中でも、教育に強い方だと聞いてるし。(ウガ人からの伝聞なので信憑性は謎。)

ただ。
もちろんそこは途上国、ミクロな点では問題は累々としているのだ。
例えば、日本と違って小中高は卒業試験をパスしないと卒業できないってのは興味深いけど、その卒業試験は"トンデモ"な内容だったりする。(それについては改めていつか書きます。)


次は、PTCの実情について赤裸々に。

0 件のコメント:

コメントを投稿