2010年11月2日

彼と彼女とPTC⑤

Students of Uganda④

と、言うわけなのです。

"ウガンダに教育を!"の美麗美句には夢を見たいけど、現実はなかなかどうして難しい。
大きな話を見ても、小さな話を見ても。

現実を生きる僕らは、ピーターパンが薄っぺらい紙切れでしかないことを、しっかり頭に叩きこんでおく必要がある。(それでもなお「でも、もしいたらヤバいな」とドキドキするのが正しい大人のありかたです)



ただ。
もちろん【勉強ができない=ダメ】って訳じゃない。

できないのは、できないなりに一生懸命だったりする。
例えば、授業を熱心に聞くし(理解してるかどうかは別として)、授業後にわざわざ理科室まで質問にくる生徒は結構多い(ほとんどが駄話だけど)。

イイ奴が多い。
笑いのハードルが低いし、すぐ踊るし、バカばっかだけど、こんなに可愛い奴らもいない。
こちとら下町生まれなので、素朴で愚直で抜けてる人の方が付き合いやすいってのもあるけど、それを差し引いても、人としてできてる人間がかなり多い。

そういう意味では、アイツらはウガンダ小学校の先生には向いてるのかもしれない。



どっちを見るかは人次第だけど、それにしてもものごとの上っ面だけをぺろりとなめて、甘いとか辛いとか単純な味覚に還元してしまうモノの見方ほど、つまらないものはないと僕はつくづく思うのだ。

2 件のコメント:

  1. このウガンダの教育についてのシリーズ、すっかりハマってますw

    日本の『テキトー』教師どもに爪のあかでも煎じて飲め!(読め!)といってやりたいなあ。

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  2. >Piccolaさん
    問題は『かといって、僕もテキトーな所はかなりテキトー』って点ですよね笑。
    生徒の前では先生のモデルとして振舞ってるつもりなんですけど、『適当』と『適切』の違いが僕には分かりません笑。

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